語学学校で出会った友達と一緒に、ボストンからニューヨークへ小旅行をしたことは、今でも忘れられない思い出のひとつです。留学中は勉強だけでなく、休日にどんな体験をするかも大切だと感じていました。ニューヨークは世界中から人が集まる大都市で、アメリカに来たからには一度は行きたいと誰もが思う場所でした。友達と「行ってみよう」と決めた瞬間から、旅のワクワクが始まりました。
ボストンからニューヨークまではバスで約4時間ほど。夜行バスを選んだので、学校が終わった日の夜に出発しました。バスの中では眠るつもりが、友達とお菓子を食べながらおしゃべりをして、結局あまり眠れませんでした。翌朝、マンハッタンのビル群が目に入ったとき、「本当にニューヨークに来たんだ」と胸が高鳴ったのを覚えています。
最初に向かったのはタイムズスクエアでした。朝から人でにぎわっていて、大きなスクリーンやネオンが光る街並みは、映画の中に入り込んだようでした。友達と写真を撮り合いながら、「これがアメリカだね」と何度も言い合ったのが楽しかったです。その後は自由の女神を見るためにフェリーに乗り、風に吹かれながら海から眺める景色に感動しました。
旅の中で印象に残っているのは、ブロードウェイでのミュージカル観劇です。チケット売り場で少し安い当日券を手に入れ、ドキドキしながら劇場に入りました。舞台が始まると、役者たちのエネルギーと歌声に圧倒され、英語が完璧に理解できなくても心が動かされました。観終わった後、友達と「また観たいね」と話した時間も特別でした。
食事も忘れられません。ニューヨークのピザは一切れが大きくて、ボストンで食べるピザとは違った味でした。屋台のホットドッグも気軽に食べられて、観光の合間の小さな楽しみになりました。異国の地で友達と同じものを食べ、笑い合う瞬間が、旅をより一層楽しいものにしてくれました。
短い滞在でしたが、ボストンに戻るバスの中で「また来よう」と話したほど充実していました。この旅を通して感じたのは、仲間と一緒に行動することで不安も減り、楽しさが倍になるということです。言葉がうまく出てこなくても、助け合える友達がいるだけで、自信を持って行動できました。
あの時のニューヨーク旅行は、単なる観光ではなく、留学生活の大切な一部でした。Kaplan Internationalボストン校のクラスで出会った友達と過ごした時間があったからこそ、留学の経験がより豊かになったのだと思います。